MariaDB を運用していると「新しく追加されるレコードには自動で作成日時を入れたい」というニーズは多いでしょう。特にログや履歴テーブルでは INSERT された瞬間の時刻を記録 したい場面があります。
本記事では MariaDB 10.9 を対象に、テーブルに「INSERT 時だけ自動で現在日時が入るカラム」を追加する方法を解説します。既存のデータはそのまま NULL として残しつつ、新規データだけに自動的に日時を保存する方法です。
まずは基本的な ALTER TABLE 文で新しいカラムを追加します。例えばテーブル名が my_table の場合、以下のように実行します。
ALTER TABLE my_table
ADD COLUMN created_at TIMESTAMP NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP;
TIMESTAMP NULL とすることで、既存データは自動的に NULL のまま残ります。DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP を指定することで、INSERT 時にだけ自動で現在時刻が入ります。UPDATE 時には更新されないので、「作成日時」専用のカラムとして扱えます。追加後に新しくレコードを挿入すると、自動で現在の日時が created_at カラムに入ります。
INSERT INTO my_table (name, value) VALUES ('テスト', 123);
このとき、created_at カラムには MariaDB サーバーの現在時刻が入ります。既存のレコードは NULL のままです。
もし「作成日時」ではなく「最終更新日時」として使いたい場合は、ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP を追加します。
ALTER TABLE my_table
ADD COLUMN updated_at TIMESTAMP NOT NULL
DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP;
この場合は INSERT でも UPDATE でも自動的に値が更新されます。ただし今回は「INSERT だけで良い」という要件なので created_at カラムのように NULL 許容で DEFAULT のみ を使うのが適切です。
DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP を使う。TIMESTAMP NULL と指定すれば既存データは NULL のまま残る。この方法を使えば、既存のデータを壊すことなくスムーズに「作成日時カラム」を導入できます。これから MariaDB のテーブル設計を見直す方はぜひ参考にしてみてください。
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