Pythonのtqdmライブラリで簡単プログレスバーを実装する方法

tqdmとは？

tqdmは、Pythonでループの進行状況を表示するための軽量かつ高速なライブラリです。長時間かかる処理の進捗を視覚化することで、ユーザー体験の向上やデバッグの効率化が図れます。

pip install tqdm

上記のコマンドを実行するだけで、すぐにインストールできます。

以下は、100回のループ処理にプログレスバーを表示するシンプルな例です。

from tqdm import tqdm
import time

for i in tqdm(range(100)):
    time.sleep(0.1)

このように、tqdm() に range() やリストなどのイテラブルを渡すだけで、簡単に進捗バーが表示されます。

リストやタプルなどにも同様に使えます。

for item in tqdm(['a', 'b', 'c']):
    time.sleep(1)

tqdmはpandasとも連携可能で、データフレームのapply関数と一緒に使用できます。

import pandas as pd
from tqdm import tqdm
tqdm.pandas()

df = pd.DataFrame({'x': range(10)})
df['x_squared'] = df['x'].progress_apply(lambda x: x**2)

tqdmは非常にシンプルながら、強力なプログレスバーライブラリです。
Pythonでの作業効率を上げたい方、処理の進捗を見える化したい方は、ぜひ導入してみてください。