スマホ新法とEU事例|Apple Storeの未来とユーザーへの影響

スマホ新法とは?日本で2025年に全面施行予定の新しい法律

2025年8月23日

2025年12月18日に全面施行される「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」、通称「スマホ新法」。この法律は、AppleやGoogleなどの巨大IT企業が独占的に運営してきたアプリストアや課金システムの在り方に大きな変化をもたらすもので、消費者やアプリ開発者にとって大きなメリットが期待されています。

スマホ新法の全文(e-Gov法令検索)

スマホ新法の主な内容

1. アプリストアの開放と課金の多様化

従来、iPhoneではApple Store、AndroidではGoogle Playが唯一の公式アプリストアでした。しかしスマホ新法により、第三者によるアプリストアの提供が可能となり、さらにアプリ内課金においても外部決済システムを自由に選べるようになります。これにより、開発者は高額な手数料から解放され、ユーザーは安価で多様な支払い手段を利用できるようになります。

2. デフォルトアプリの選択肢拡大

スマホに標準搭載されているブラウザや検索エンジン、翻訳アプリ、決済アプリなどについても、ユーザー自身が自由にデフォルトアプリを選べるようになります。これにより、AppleやGoogleのサービスに縛られることなく、利便性の高いアプリを日常的に使える環境が整います。

3. Apple Storeへの影響

最も大きな変化は、Apple Storeを巡る競争環境の変化です。これまでiPhoneユーザーはApp Store経由でしかアプリを入手できませんでしたが、スマホ新法施行後はサードパーティ製アプリストア外部課金システムが解禁されます。また、これまで禁止されていたWebKit以外のブラウザエンジンの利用も認められ、Safari以外のブラウザの性能を最大限活かせるようになります。さらに、Face IDやTouch IDなどの生体認証機能、マイクや位置情報といったハードウェア機能へのアクセスも広がる見通しです。

4. 公正取引委員会による監視

法律の対象となるAppleやGoogleといった「指定事業者」は、公正取引委員会に対して透明性の高い運営を報告する義務を負います。違反した場合は是正措置や課徴金などの制裁が科される仕組みも整備されており、実効性の高い法律となっています。


EUにおける先行事例:デジタル市場法(DMA)

日本に先立ち、ヨーロッパでは「デジタル市場法(DMA)」が2024年に施行され、同様の規制がAppleやGoogleに課されました。その結果、iPhoneでは第三者ストアやサイドローディングが解禁され、Epic Games StoreなどがEU内でサービスを開始しました。

EUでは、2024年3月以降、iOS 17.4 / 17.5 などのアップデートを通じて、EU内に限り第三者ストアやウェブからのアプリ配布が可能になりました

1. 利用状況は限定的

しかし実際には、第三者ストアを利用するユーザーはまだ少数にとどまっています。例えばEpic Games Storeは2024年の目標を1億インストールと掲げましたが、実際には2,900万件にとどまり、期待を下回りました。Appleが警告するセキュリティリスクや、ユーザーが慣れ親しんだApp Storeの利便性が依然として強力であることが要因と考えられています。

2. ブラウザ利用は急増

一方で、デフォルトアプリ選択権が拡大したことで、ブラウザ市場では大きな変化が見られました。Operaブラウザはフランス・スペインなど利用増加を記録し、SafariやChrome以外の選択肢がユーザーに浸透し始めています。つまり、アプリストアの移行は慎重でも、デフォルトアプリの自由化は積極的に利用されている状況のようです。

3. 統計の不透明さ

なお、第三者ストアの利用率に関して、EUレベルでの正確な統計はまだ発表されていません。現時点で言えるのは、「普及は限定的だが、一定の利用は確実に始まっている」という段階にあるということです。

日本における今後の展望

日本のスマホ新法が全面施行される2025年12月以降、iPhoneやAndroidの利用環境は大きく変化します。しかしEUの事例を見ても分かるように、ユーザーがすぐにApple StoreやGoogle Playから離れる可能性は高くはありません。むしろ、デフォルトアプリの自由化価格競争の激化といった分野での効果が先に現れると考えられます。

まとめ:スマホ新法とEU事例から見える未来

日本の「スマホ新法」は、スマホ市場の公平性を高めるための大きな一歩です。EUのDMAの事例を参考にすると、すぐにApple Store以外の利用が急増するわけではありませんが、競争促進によるサービス改善や価格低下、そしてユーザー体験の多様化が進むことは間違いありません。2025年12月の施行後、日本でもEU同様に徐々に変化が現れるはずです。


【完全ガイド】MacのFileVaultとは?設定方法と企業向けセキュリティ対策

この曲を再生したあと、再生を続けますか、それとも以前にキューに追加したミュージックをキューから削除しますか?

HTMLサイトをPWA対応して、アプリのように使えるようにする方法

iPhoneでWebサイトをホーム画面に追加する方法|Safariで超カンタン!

macOSの.weblocファイルとは?作り方・使い方

MBTI診断 | あなたの性格タイプを分析

PDFファイル結合|パスワード設定ツール

【Anker Soundcore Liberty 4】イヤーピース紛失!代替品はAmazonで購入

スマホ新法とEU事例|Apple Storeの未来とユーザーへの影響

ffmpegでMOVファイルを逆再生する方法【音声付き対応】

macOSでドメイン名から情報を取得する方法【初心者向け】

Homebrewの「update」と「upgrade」の違い+バージョン確認方法|Macのパッケージ管理