SwiftのコレクションにはSet<Element>があり、SetはArrayとはまったく違う機能を持っています。Set<Element>の代表的な特徴を、ふれてみます。まずは、Setに[1,1,1,1]を入れて確認してみる。
let set1: Set<Int> = [1, 1, 1, 1] print(set1.count) // 1 print(set1) // [1]
上のコードを実行するとset1の中は[1]が1つしか入っていません。Set<Element>は、同じ内容であれば1つにまとめてしまうようです。
let set1: Set<Int> = [1, 2, 1, 2]
上記のような[1,2,1,2]であれば結果は[1,2]の2つが入ることになり配列順番はバラバラです。どうやら都合よく一纏めにしてくれるようです。
Set<Element> 追加・削除
追加や削除に関しては、Array<Element>と同じように行なえます。
var set1: Set<Int> = [1, 2, 1, 2] set1.insert(3) // 3を追加 set1.remove(1) // 1を削除 print(set1.count) // 2 print(set1) // 3,2が入る
Set<Element> 内に値が含まれているか判断
Set内に目的の値が含まれているかを判断したい場合、containsを使って下記のような記述でできます。
var set1: Set<Int> = [1, 2, 1, 2] print(set1.contains(2)) //true
Set同士の比較
2つのSetがあった場合の比較したい場合、isSubset, isSuperset, isDisjointが使えます。
let set1: Set<Int> = [1, 2, 3, 4] let set2: Set<Int> = [1, 3] print(set2.isSubset(of: set1)) //true
上記のisSubsetは、set2の中にset1が入っているか確認できます。isSupersetはその逆でisDisjointは、要素が入っていない場合trueを返します。
let set1: Set<Int> = [1, 2, 3, 4] let set2: Set<Int> = [1, 3] let set3: Set<Int> = [5, 10] print(set1.isSuperset(of: set2)) //true print(set2.isDisjoint(with: set3)) //true