Windows版Chromeを引数付きで起動!特定プロファイルを使う方法

【初心者向け】Windows版Chromeをプロファイル指定+引数で起動する方法

Google Chromeを利用していると、特定のコマンドライン引数を指定して起動したい場合や、特定のユーザープロファイルを使いたい場合があります。この記事では、Windows版Chromeを --force-renderer-accessibility の引数付きで、さらに特定のプロファイルを指定して起動する方法を解説します。


方法1: コマンドラインからの起動

コマンドプロンプトを使用して、Chromeを引数付きで起動できます。

手順

1.Chromeの実行ファイルパスを確認する 通常、Chromeの実行ファイルは以下の場所にあります(デフォルトインストールの場合):

C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe

2.プロファイルのディレクトリを確認する Chromeのプロファイルデータは、以下のディレクトリに保存されています:

%LOCALAPPDATA%\Google\Chrome\User Data
  • デフォルトプロファイルは Default フォルダにあります。
  • 複数プロファイルを作成している場合は、Profile 1, Profile 2 などのフォルダ名になっています。

3.コマンドを実行する コマンドプロンプトを開いて、以下のように入力します:

"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --force-renderer-accessibility --user-data-dir="C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Profile 1"
  • <ユーザー名> の部分は、ご自身のWindowsユーザー名に置き換えてください。
    Profile 1 を使用したいプロファイルのフォルダ名に変更してください。

これで、指定した引数とプロファイルでChromeが起動します。

方法2: ショートカットを利用する

頻繁に利用する場合、ショートカットを作成しておくと便利です。

手順

  • 1.Chromeのショートカットを作成する デスクトップや任意の場所で、Chromeのショートカットを右クリック → 「コピー」して貼り付けます。
  • 2.ショートカットのプロパティを編集する 作成したショートカットを右クリック → 「プロパティ」を開きます。
  • 3.ターゲット欄に引数を追加する 「リンク先」フィールドに以下のように入力します:
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --force-renderer-accessibility --user-data-dir="C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Profile 1"

4.変更を保存する 「OK」をクリックして変更を保存します。

5.ショートカットから起動する 作成したショートカットをダブルクリックするだけで、指定した引数とプロファイルでChromeが起動します。

注意点

  • プロファイルディレクトリの指定に注意
    --user-data-dir 引数で指定するのは、プロファイル全体が格納されているフォルダです。デフォルトのプロファイル以外を指定したい場合は、サブフォルダ(例: Profile 1)を含めて指定してください。
  • Chromeを完全に終了する必要がある
    引数付きで新しいインスタンスを起動する前に、既存のChromeを完全に終了してください。Chromeがバックグラウンドで動作していると、引数が反映されない場合があります。
  • 管理者権限が必要な場合もある
    権限エラーが発生する場合、コマンドプロンプトやショートカットを「管理者として実行」してください。

Windowsで簡単!yt-dlpを使ったYouTube動画のダウンロード手順【保存版】

WindowsでYouTube動画をダウンロードする方法

YouTubeの動画を簡単にダウンロードできるツールとして、yt-dlpが注目されています。本記事では、yt-dlpをWindows環境にインストールし、YouTube動画をダウンロードするまでの手順をわかりやすく解説します。


1. yt-dlpとは?

yt-dlpは、YouTubeやその他の動画サイトから動画や音声をダウンロードするためのオープンソースツールです。youtube-dlを元に改善されており、多くの新機能と高い互換性を誇ります。


2. 必要な環境を準備する

yt-dlpを使うために、以下の準備が必要です:

  • Python(推奨)
  • または、単一ファイル版のyt-dlp.exe

Pythonのインストール

  1. 公式Pythonサイトから最新のPythonをダウンロードします。
  2. インストール中に、「Add Python to PATH」 のチェックボックスをオンにします。
  3. インストールが完了したら、PowerShellを開いて以下のコマンドを実行し、Pythonが正常に動作しているか確認します:
python --version

3. yt-dlpのインストール方法

方法1: pipを使用する

PowerShellを開き、以下のコマンドを入力します:

    pip install -U yt-dlp

    正常にインストールされたか確認するには:

    yt-dlp --version
    

    方法2: yt-dlp.exeを直接使用する

    1. yt-dlpのGitHubリリースページから最新のyt-dlp.exeをダウンロードします。
    2. ダウンロードしたファイルを、例えばC:\Toolsフォルダに保存します。
    3. PowerShellで以下を実行してバージョンを確認します:
    C:\Tools\yt-dlp.exe --version

    4. YouTube動画をダウンロードする手順

    動画をダウンロードする基本コマンド

    PowerShellを開いて、以下のコマンドを実行します:

    yt-dlp -o "C:\Downloads\%(title)s.%(ext)s" https://www.youtube.com/watch?v=naOj0vGfQsg

    もしyt-dlp.exeを直接使用している場合は:

    C:\Tools\yt-dlp.exe -o "C:\Downloads\%(title)s.%(ext)s" https://www.youtube.com/watch?v=naOj0vGfQsg

    高品質でダウンロード

    最高品質で動画をダウンロードする場合は、以下のコマンドを使用します:

    yt-dlp -f best -o "C:\Downloads\%(title)s.%(ext)s" https://www.youtube.com/watch?v=naOj0vGfQsg

    音声のみをダウンロード

    音声データ(例: MP3)だけが欲しい場合は、以下を実行します:

    yt-dlp -o "C:\Downloads\%(title)s.%(ext)s" -x --audio-format mp3 https://www.youtube.com/watch?v=naOj0vGfQsg

    5. トラブルシューティング

    エラーが出た場合

    yt-dlpを最新バージョンに更新:

      yt-dlp -U

      pipでインストールしたyt-dlpが古い場合は以下で更新:

      python -m pip install --upgrade pip

      6. おすすめオプションまとめ

      • 最高品質を選択: -f best
      • 音声のみを抽出: -x --audio-format mp3
      • 進行状況を表示: デフォルトで進行状況が表示されます。

      これで、yt-dlpを使って簡単にYouTube動画をダウンロードできるようになります

      2022 MJELD TECHNOLOGIES. ALL RIGHTS RESERVED