Windowsパソコンをコマンドでシャットダウンや再起動させたい時、最も便利なのが「shutdownコマンド」です。
🔰 shutdownコマンドとは?
shutdown
は、Windowsのコマンドプロンプト(またはPowerShell)からパソコンの電源操作を行うための標準コマンドです。
GUI操作よりも素早く、スクリプトやバッチ処理にも活用できるため、特にIT管理者や上級ユーザーにとって非常に有用です。
🛠 shutdownコマンドの基本構文
shutdown [オプション]
オプションを組み合わせることで、シャットダウン・再起動・ログオフ・キャンセルなど様々な操作が可能になります。
📋 shutdownコマンドの主なオプション一覧
オプション | 機能 |
---|---|
/s | シャットダウン(電源オフ) |
/r | 再起動 |
/l | ログオフ(リモートでは使用不可) |
/a | 予約シャットダウンのキャンセル |
/t 秒数 | シャットダウンまでの遅延時間を秒単位で指定 |
/f | 実行中のアプリを強制終了 |
/m \\PC名 | リモートPCを操作 |
/c "コメント" | シャットダウンの理由をコメントとして指定(512文字まで) |
💡 実用的なshutdownコマンドの使用例
✅ すぐにPCをシャットダウンする
shutdown /s /f /t 0
強制的にすぐシャットダウンします。
✅ 1分後に再起動する
shutdown /r /t 60
60秒後に自動的に再起動します。
✅ 現在のユーザーをログオフする
shutdown /l
※リモートセッションでは使用できません。
✅ 予約シャットダウンをキャンセルする
shutdown /a
/a
は猶予時間中のみ有効です。キャンセルは早めに!
✅ リモートPCをシャットダウンする
shutdown /s /m \\PC-NAME /t 30 /f /c "システムメンテナンスのため"
リモートPCに30秒後のシャットダウンを指示します。
🧠 shutdownコマンドをバッチファイルで自動化しよう
例えば、毎晩決まった時間にシャットダウンしたい場合は、以下のような内容を .bat
ファイルにして、タスクスケジューラで自動実行できます。
shutdown /s /f /t 0
📝 shutdownコマンドを覚えるとPC操作がもっと快適に!
shutdownコマンドを使いこなすことで、Windows操作の効率が大きくアップします。
自動化やスクリプト化にも役立つため、ぜひ基本的な使い方とオプションは覚えておきましょう。