Next.jsで「/#/」を使う方法|ハッシュルーティングの仕組みと実装例

Next.jsで「/#/」を使う方法|ハッシュルーティングの仕組み

1. 「/#/」とは?ハッシュルーティングの基本

ブラウザURLで見かける /#/ は、「ハッシュルーティング(Hash Routing)」と呼ばれる仕組みです。 これはシングルページアプリケーション(SPA)で、ページ遷移をクライアント側のみで制御するために使われます。

例えば https://mjeld.com/#/user/123 のようなURLでは、#以降の部分はサーバーには送信されません。 そのためサーバー設定を触らなくても、フロントエンドだけでルートを切り替えられるという利点があります。

2. Next.jsでハッシュルーティングを実装する

Next.jsは通常「ファイルベースルーティング(/pages や /app ディレクトリ)」を採用していますが、 どうしても /hash スタイルを使いたい場合は、クライアント側で window.location.hash を監視してルーティング処理を行います。

実装例(app/page.tsx)

'use client';

import { useEffect, useMemo, useState } from 'react';

type Route = { name: string; param?: string };

function parseHash(hash: string): Route {
  // 例: #/ , #/about , #/user/123
  const raw = hash.startsWith('#') ? hash.slice(1) : hash;
  const path = raw.replace(/^\/+/, ''); // 先頭の / を除去
  const seg = path.split('/').filter(Boolean);

  if (seg.length === 0) return { name: 'home' };
  if (seg[0] === 'about') return { name: 'about' };
  if (seg[0] === 'user' && seg[1]) return { name: 'user', param: seg[1] };
  return { name: 'notfound' };
}

export default function Page() {
  const [hash, setHash] = useState<string>(typeof window !== 'undefined' ? window.location.hash : '#/');

  useEffect(() => {
    const onChange = () => setHash(window.location.hash || '#/');
    window.addEventListener('hashchange', onChange);
    return () => window.removeEventListener('hashchange', onChange);
  }, []);

  const route = useMemo(() => parseHash(hash), [hash]);

  return (
    <main className="max-w-2xl mx-auto p-6 space-y-6">
      <nav className="flex gap-3">
        <a href="#/">Home</a>
        <a href="#/about">About</a>
        <a href="#/user/123">User 123</a>
      </nav>

      {route.name === 'home' && <h1 className="text-2xl font-bold">Home</h1>}
      {route.name === 'about' && <h1 className="text-2xl font-bold">About</h1>}
      {route.name === 'user' && (
        <section>
          <h1 className="text-2xl font-bold">User</h1>
          <p>ID: {route.param}</p>
        </section>
      )}
      {route.name === 'notfound' && <p>Not Found</p>}
    </main>
  );
}

このコードでは、hashchangeイベントを利用して#以降の変化を検知し、 表示するコンポーネントを切り替えています。

3. ハッシュルーティングを使うメリット・デメリット

項目メリットデメリット
設定の手軽さサーバー設定不要でSPA動作可
404対策リロードしても404にならない
SEO検索エンジンは#以降を無視しがち
URLの見た目古い設計に見えることがある

4. Next.jsでおすすめのルーティング方法

もしサーバー側(Vercel・Amplify・Cloudflare Pagesなど)でリライト設定が可能なら、 ハッシュ方式ではなく通常の/users/123形式を推奨します。

PowerShellでNode.jsの最新バージョン一覧を確認する方法【Volta/Windows対応】

Next.jsでbasePathを/homepage2にしてS3へ静的デプロイする完全手順

pnpmとは?npmとの違いとインストール方法

Next.jsのlayout.tsxで複数サイズのPNGファビコンを指定する方法

AWS Amplify CLIでS3やZIPから手動デプロイ【実行コマンド付き】

Next.js フロントエンド の ソースを実行するまでの手順

Windowsモニター画面内部でnext.jsをコード実行しブラウザで表示してブレークポイント指定

Next.js をインストールする

next, react, react-dom がインストールされていない場合下記を実行

npm install next react react-dom

これにより、next コマンドが使えるようになります。

再度開発サーバを起動

とにかく実行してみる フロントエンドのソースのあるディレクトに移動後下記コマンド

npm run dev

エラーが出ると思うのでpackage.jsonを確認する

scripts の中に正しく dev が定義されているか確認

"scripts": {
"dev": "next dev --turbopack",
"build": "next build",
"start": "next start"
}

node_modules がない場合

依存関係が未インストールの場合も同じエラーが出ます。以下で依存関係を一括インストール

npm install

グローバルに next を使いたい場合(推奨はしない)

グローバルインストールも可能

npm install -g next

AWS Cognitoを認証プロバイダーを使っている場合

多くのフロントエンドは、AWS Cognitoを認証プロバイダーとして使っている可能性がある

  • UserPoolId
  • ClientId

上記の 両方の環境変数(もしくは設定値)をどこかに設定する必要がある。

Error: Both UserPoolId and ClientId are required.

上記は、NextAuth の初期化が失敗しているというエラーです。

.env ファイルに環境変数を設定

プロジェクトのルートにある .env.local または .env ファイルを確認・編集して、以下のような環境変数を追加

AWS_COGNITO_USER_POOL_ID=your_user_pool_id
AWS_COGNITO_CLIENT_ID=your_cognito_client_id
AWS_COGNITO_REGION=your_aws_region

.env.local を更新したら、Next.js 開発サーバを再起動

npm run dev

上記の必要な3つの情報とその取得

COGNITO_CLIENT_ID の探し方(=アプリクライアントID)

これは AWS Cognito の中にある「アプリケーションクライアント」のIDです。

▶ 取得手順:

  1. AWSマネジメントコンソールにログイン
  2. Cognito を開く
  3. 「ユーザープール」→ あなたのプール(例:ap-northeast-1_xxxxxx)を選択
  4. 左メニュー「アプリケーション」→「アプリケーションクライアント」
  5. 一覧に表示される「クライアントID」が COGNITO_CLIENT_ID

COGNITO_REGION の探し方

これはユーザープールIDの先頭にあるリージョン名と同じです。

下記のコード部分を探して確認

const userPool = new CognitoUserPool({
  UserPoolId: process.env.AWS_COGNITO_USER_POOL_ID,
  ClientId: process.env.AWS_COGNITO_CLIENT_ID,
});

HTTP 401 = 「認証失敗(Unauthorized)」

POST /api/auth/callback/credentials 401 のエラーは、NextAuth の “credentials” プロバイダでのログインが失敗したことを示しています。
これは「ユーザー名またはパスワードが正しくない」または「認証ロジックに問題がある」場合です。

401 の意味

  • HTTP 401 = 「認証失敗(Unauthorized)」
  • /api/auth/callback/credentials は NextAuth の内部APIで、ログイン時に叩かれます
  • つまり「ログインの試行はされたが、認証できなかった」

ユーザー名 or パスワードが間違っている

Cognito 側のユーザー情報と、ログイン画面で入力した情報が一致していない可能性。

対処:

  • 正しいユーザー名・パスワードか確認
  • Cognito コンソールで対象ユーザーの存在を確認
  • ユーザーが有効化されているか(メール確認済など)

認証ロジックのコードに問題がある

おそらく NextAuthauthorize() 関数内で認証処理を行っているはず。
ここで return null すると、NextAuth は「ログイン失敗」とみなして 401 を返します。

Cognito との接続エラー

Cognito SDK を使って AuthenticationDetailsCognitoUser.authenticateUser() を使っている場合に、エラーがうまく処理されず null 返していると、401 になります。

Cognito 管理画面からパスワードをリセットする手順

CLIから強制的にパスワードを変更

aws cognito-idp admin-set-user-password \
--user-pool-id ap-northeast-1_XXXXXXX \
--username example@example.com \
--password NewPassword123! \
--region ap-northeast-1 \
--permanent

Cognito 側の「ユーザーのステータス」が「確認済み」で「有効」になっていれば、NextAuth 側でログインできるようです。

Cognito 管理者が新しいパスワードを「即時設定」

AWS の CLI(コマンドライン) を使えば、ユーザーに代わって新しいパスワードをその場で設定できます。


▶ 必要条件

  • AWS CLI をインストール済み(公式サイト
  • CLI に aws configure でアクセスキー等を設定済み
aws cognito-idp admin-set-user-password \
--user-pool-id ap-northeast-1_あなたのユーザープールID \
--username ユーザー名またはメールアドレス \
--password 新しいパスワード \
--permanent

これでパスワードが更新され、「強制変更状態」が解除されます。
その後、Next.js/NextAuth 側でログインできるようになるはず

✅ Chrome を起動して Next.js をデバッグ

VS Code でブラウザ(Chrome)を自動起動させるには、pwa-chrome タイプの構成が必要です。

🔧 修正例:Node.js + Chrome の構成(2つ入れる)

{
  "version": "0.2.0",
  "configurations": [
    {
      // Next.js dev server を起動(ブラウザは起動しない)
      "type": "pwa-node",
      "request": "launch",
      "name": "Next.js Dev Server",
      "runtimeExecutable": "npm",
      "runtimeArgs": ["run", "dev"],
      "cwd": "${workspaceFolder}",
      "console": "integratedTerminal"
    },
    {
      // Chrome を起動して http://localhost:3000 に接続
      "type": "pwa-chrome",
      "request": "launch",
      "name": "Open Chrome to http://localhost:3000",
      "url": "http://localhost:3000",
      "webRoot": "${workspaceFolder}"
    }
  ]
}

✅ 手順

  1. 上記のように launch.json に 2 つの設定を入れる。
  2. サイドバーの「実行とデバッグ(Ctrl+Shift+D)」で、
    • Next.js Dev Server を実行 → サーバー起動
    • Open Chrome to http://localhost:3000 を実行 → Chrome 起動

以下のような launch.json を使って、VS Code から Next.js を起動

{
  "version": "0.2.0",
  "configurations": [
    {
      "type": "pwa-node",
      "request": "launch",
      "name": "Debug Next.js App",
      "runtimeExecutable": "npm",
      "runtimeArgs": ["run", "dev"],
      "cwd": "${workspaceFolder}",
      "env": {
        "NODE_OPTIONS": "--inspect"
      },
      "skipFiles": ["/**"],
      "console": "integratedTerminal"
    }
  ]
}

🔧 手順

  1. 上記の launch.json.vscode/launch.json に保存
  2. VS Code 左メニューの「▶ 実行とデバッグ」から Debug Next.js App を選択して起動
  3. src/app/** などのソースファイルでブレークポイントを打つ(F9)
  4. 対象のページにアクセスして、ブレークがかかるか確認