はじめに
サイトやブログを公開したのにGoogleサーチコンソール(GSC)に反映されない…そんな経験はありませんか? 本記事では、インデックスされるために最低限必要なHTMLのSEO構造について、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. メタタグの設定
<title>タグやmeta name="description"は、Googleの検索結果に表示される重要な情報です。キーワードを含めて自然な文章にしましょう。
✅ メタタグの例
以下のようなメタタグもSEOでは非常に重要です。タイトル、ディスクリプション、キーワード、OGPなどを設定しましょう。
<title>ページタイトル | サイト名</title>
<meta name="description" content="ページの説明文(120〜160文字程度)">
<meta name="keywords" content="キーワード1, キーワード2, キーワード3">
<meta name="robots" content="index, follow">
<meta property="og:title" content="ページタイトル">
<meta property="og:description" content="SNSシェア用の説明文">
<meta property="og:image" content="https://example.com/images/ogp.png">
<meta property="og:url" content="https://example.com/page-url">
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image">
<meta name="twitter:title" content="ページタイトル">
<meta name="twitter:description" content="Twitter用説明">
<meta name="twitter:image" content="https://example.com/images/ogp.png">
2. robots メタタグと robots.txt
<meta name="robots" content="index, follow">が明示されていれば、インデックスとリンクのクロールが許可されます。また、robots.txtでのブロック設定も要確認です。
3. 構造化データ(JSON-LD)の書き方
構造化データとは、Googleなどの検索エンジンに向けて「このページが何について書かれているのか」を明示的に伝えるためのデータ形式です。
Googleは JSON-LD という形式を推奨しており、ブログ記事であれば BlogPosting タイプの構造化データをHTMLの <head> に挿入します。
✅ 実際の記述例(BlogPostingタイプ)
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BlogPosting",
"mainEntityOfPage": {
"@type": "WebPage",
"@id": "https://example.com/blog/seo-gsc-minimum.html"
},
"headline": "Googleサーチコンソールに反映されるための最低限のSEO構造とは",
"description": "Googleサーチコンソールにページが反映されない原因と、インデックスされるための最低限のSEO構造をわかりやすく解説します。",
"image": "https://example.com/images/seo-thumbnail.png",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "Haruy Mohri"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "Example Blog",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://example.com/images/logo.png"
}
},
"datePublished": "2025-07-10",
"dateModified": "2025-07-10"
}
このように記述することで、Googleはページの意味をより正確に理解し、リッチリザルト(検索結果で目立つ表示)として表示する可能性が高まります。
書いたJSON-LDが正しいかどうかは、Google構造化データテストでチェックできます。
4. サイトマップと内部リンク
ページを早くクロールしてもらうためには、サイトマップの登録と、他ページからの内部リンクが不可欠です。記事一覧やトップページからのリンクを忘れずに。
✅ robots.txtとサイトマップの例
クローラーがどのページをクロールできるかは robots.txt によって制御されます。また、サイト全体をGoogleに伝えるには sitemap.xml が重要です。
robots.txt の例
User-agent: *
Disallow: /admin/
Allow: /
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
sitemap.xml の例(簡易版)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://example.com/</loc>
<lastmod>2025-07-10</lastmod>
<priority>1.0</priority>
</url>
<url>
<loc>https://example.com/blog/seo-gsc-minimum.html</loc>
<lastmod>2025-07-10</lastmod>
<priority>0.8</priority>
</url>
</urlset>
サイトマップはGoogleサーチコンソールから送信できます。ページ追加や更新のたびに、自動で更新されるようにするのが理想です。
5. GSCでの「URL検査」
公開したばかりのページはまだクロールされていない可能性があります。GSCの「URL検査」で手動でクロール申請をしてみましょう。
まとめ
- 適切なタイトルとdescriptionを設定
- index, follow のメタタグ
- 構造化データでGoogleに意味を伝える
- 内部リンクとサイトマップでクロール促進
- GSCのURL検査を活用
上記のポイントを押さえれば、インデックスされる可能性が大幅に向上します。
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