【Windows 11】「通知」と「応答不可」の違いとは?最適な設定方法&時間帯管理ガイド【完全解説】

Windows 11には、通知の管理に関する便利な機能が複数あります

Windows 11には、通知の管理に関する便利な機能が複数あります。その中でも特に重要なのが、「通知」スイッチと「応答不可」スイッチの違いです。これらの設定を適切に使い分けることで、仕事やプライベートの時間をより快適に過ごすことができます。本記事では、それぞれのスイッチの違いと、応答不可時間帯の設定方法について詳しく解説します。


1. Windows 11の「通知」スイッチとは?

「通知」スイッチは、アプリやシステムからの通知をオンまたはオフにする基本的な設定です。これをオフにすると、すべての通知がブロックされ、音やバナーが表示されなくなります。

「通知」スイッチの設定方法

  1. スタートメニューを開く
  2. 「設定」アプリをクリック
  3. 「システム」→「通知」 を選択
  4. 「通知」スイッチをオンまたはオフにする
「通知」スイッチをオンまたはオフにする

この設定をオフにすると、すべてのアプリからの通知が無効になり、集中して作業ができる環境が整います。ただし、重要な通知も受け取れなくなるため注意が必要です。


2. Windows 11の「応答不可」スイッチとは?

「応答不可」スイッチは、通知の受信を一時的に停止する機能です。特定の時間帯に通知を無効化することで、作業や睡眠などの妨げを防ぐことができます。

この機能を有効にすると、設定した時間帯に通知が表示されなくなりますが、通知自体は記録されるため、後で確認することが可能です。また、特定のアプリや連絡先からの通知を例外として許可することもできます。

「応答不可」スイッチの設定方法

  1. スタートメニューを開く
  2. 「設定」アプリを開く
  3. 「システム」→「通知」→「応答不可」 を選択
  4. 「応答不可」スイッチをオンにする
「システム」→「通知」→「応答不可」 を選択

3. 応答不可時間帯を設定する方法

「応答不可」機能をさらに活用するために、特定の時間帯に自動的に有効になるよう設定できます。

応答不可時間帯の設定手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「システム」→「通知」→「応答不可を自動的にオンにする」 を選択
  3. 「次の時間帯」 をチェックBOXをクリックしオンにする
  4. 「オンにする」~「オフにする」「連続再生」オプションを設定

たとえば、毎晩22:00から翌朝7:00まで通知をオフにする設定をすれば、睡眠を邪魔されることなく快適に過ごせます。また、仕事中の時間帯に設定することで、集中力を高めることも可能です。

「システム」→「通知」→「応答不可を自動的にオンにする」

4. 「応答不可」時に例外を設定する方法

「応答不可」機能を使うと、基本的にはすべての通知がブロックされますが、一部の重要な通知だけを受け取るように設定できます。

例外の設定手順

  1. 「設定」→「システム」→「通知」→「応答不可」 を開く
  2. 応答不可を自動的にオンにする」を選択
  3. 「ディスプレイを複製するとき(優先度通知バナーも非表示)」「ゲームをプレイしているとき」「全画面モードでアプリを使用するとき(優先度通知バナーも非表示)」「Windows の機能更新プログラムが適用されてから最初の1時間」などのオプションを選択

上記内の最後の「Windows の機能更新プログラムが適用されてから最初の1時間」がやっかいで、通知が欲しいときもなぜ通知が来ないか確認する設定です。

この設定を活用すれば、例えば家族や上司からの重要な連絡は受け取れるようにしつつ、それ以外の通知はブロックするといった調整が可能になります。


5. 「通知」と「応答不可」スイッチの使い分け方

機能役割使うタイミング
通知スイッチすべての通知をオン・オフ通知を完全にオフにしたいとき
応答不可スイッチ一時的に通知を停止特定の時間帯だけ通知を無効化したいとき
  • 仕事や勉強中には「応答不可」スイッチを活用し、集中力を高める
  • 完全に通知をオフにしたいときは「通知」スイッチをオフにする

このように、それぞれのスイッチを適切に使い分けることで、Windows 11の通知管理をより快適にカスタマイズできます。


まとめ

Windows 11の「通知」スイッチと「応答不可」スイッチの違いを理解し、それぞれの機能をうまく活用することで、作業効率や生活の質を向上させることができます。特に「応答不可」機能を活用すると、時間帯ごとに柔軟な通知管理が可能になるため、ぜひ設定を試してみてください。

AVIFとは?次世代画像フォーマットでWebサイトを高速化

libavif

ウェブサイトの高速化は、ユーザーエクスペリエンスの向上だけでなく、SEO(検索エンジン最適化)にも重要な要素です。その中で、画像ファイルの最適化は大きな効果を発揮します。近年、注目を集めているのが次世代画像フォーマット「AVIF(エイブイアイエフ)」です。この記事では、AVIFの概要、メリット・デメリット、対応ブラウザ、使い方などを詳しく解説します。

AVIFとは?

AVIFは「AV1 Image File Format」の略で、動画圧縮技術であるAV1をベースに開発された静止画向けの画像フォーマットです。従来のJPEGやPNG、WebPなどと比較して、高画質を保ちながらファイルサイズを大幅に削減できるのが最大の特徴です。拡張子は「.avif」です。

AVIFのメリット

  • 高い圧縮率: 同じ画質であれば、JPEGよりも大幅にファイルサイズを小さくできます。WebPと比較しても、さらに高い圧縮率を実現できる場合があります。これにより、ウェブページの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを改善できます。
  • 高画質: 同じファイルサイズであれば、JPEGなどよりも高画質な画像を提供できます。高解像度ディスプレイでも鮮明な画像を表示できます。
  • 透過(アルファチャンネル)に対応: PNGと同様に、背景を透過させた画像を作成できます。ロゴやアイコンなどに最適です。
  • アニメーションに対応(一部ブラウザのみ): アニメーションGIFのように、複数の画像を組み合わせてアニメーションを表示できます。ただし、現時点ではFirefoxは静止画のみの対応です。
  • HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応: より広い色域と輝度を表現できます。

AVIFのデメリット

  • エンコードに時間がかかる場合がある: 高度な圧縮アルゴリズムを使用しているため、JPEGなどに比べてエンコード(変換)に時間がかかる場合があります。
  • 一部ブラウザの対応状況: 主要ブラウザは対応していますが、Safariはまだネイティブ対応していません。ただし、<picture>タグで代替画像を提供することで対応可能です。
  • Firefoxは静止画のみ対応: アニメーションAVIFは表示できません。

AVIFの対応ブラウザ

主要なモダンブラウザはAVIFに対応しています。

  • Google Chrome: ほぼ全てのバージョンで対応。
  • Mozilla Firefox: 静止画のみ対応。
  • Opera: 対応。
  • Microsoft Edge: 対応。
  • Safari: まだネイティブ対応していません(macOS Ventura以降のSafari Technology Previewでは試験的なサポートあり)。

AVIFの使い方

ウェブサイトでAVIFを使用する場合は、<picture>タグを使って代替画像を提供することが推奨されます。

このコードは、

  1. AVIF対応ブラウザはimage.avifを表示。
  2. WebP対応ブラウザはimage.webpを表示。
  3. どちらにも非対応のブラウザはimage.jpgを表示。

という動作になります。

avifencの使い方 (Windows環境を含む)

AVIFファイルを作成するには、libavifに含まれるavifencというコマンドラインツールを使用します。

基本的なコマンド:

avifenc [オプション] 入力ファイル 出力ファイル

avifenc input.png output.avif
avifenc -q 50 input.jpg output.avif // 品質50で変換
avifenc -s 8 input.png output.avif // 速度8で変換
avifenc -q 60 -s 4 input.jpg output.avif // 品質60、速度4で変換

Windows環境では、libavifをビルドするか、FFmpegなどに含まれるビルド済みバイナリを入手する必要があります。詳細は過去の回答を参照してください。まとめ

AVIFは高画質・低ファイルサイズを実現する次世代画像フォーマットです。主要ブラウザの対応が進み、<picture>タグによるフォールバックも確立されたことで、ウェブサイトで安心して利用できるようになりました。ウェブサイトの高速化やデータ量の削減に貢献するAVIFを、ぜひ活用してみてください。

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