MenuFlyout とは？
WinUI 3で利用できるMenuFlyoutは、コンテキストメニューやポップアップメニューを簡単に実装できる便利なUI要素です。通常は右クリックや長押しで表示されますが、C#コードからも任意のタイミングで表示することが可能です。
ShowAtメソッドを使ってMenuFlyoutを表示する
MenuFlyout.ShowAtを使えば、指定したUI要素に対して任意の位置にメニューを表示できます。以下にサンプルコードを紹介します。
XAMLコード
<Grid Width="200" Height="200" Background="BlueViolet" x:Name="g1">
<Grid.ContextFlyout>
<MenuFlyout x:Name="m1">
<MenuFlyoutItem Text="右クリック メニュー1" />
<MenuFlyoutItem Text="右クリック メニュー2" />
</MenuFlyout>
</Grid.ContextFlyout>
<TextBlock HorizontalAlignment="Center" VerticalAlignment="Center">右クリック</TextBlock>
</Grid>
<Button Content="メニューを開く" Click="myButton_Click" />C#コード
private void myButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
DispatcherQueue.TryEnqueue(() =>
{
try
{
var options = new FlyoutShowOptions
{
Position = new Point(0, 0),
Placement = FlyoutPlacementMode.Top
};
m1.ShowAt(null, options);
}
catch (Exception ex)
{
Debug.WriteLine($"{ex.Message}");
}
});
}ポイント: ShowAt(null, options) とすることで、FlyoutShowOptions.Position に基づいた位置に表示されます。相対対象がないため絶対位置的な扱いになります。
まとめ
- MenuFlyout は WinUI 3 で便利なポップアップメニュー
ShowAt()とFlyoutShowOptionsを使えば任意の位置に表示可能- UIスレッド内で
DispatcherQueue.TryEnqueueを使うのがポイント
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