WinUI 3 / XAML の Grid.Width 設定方法まとめ【Auto・固定・スター】
2025-04-11
2025年最新版|WinUI 3 アプリ開発で Grid のサイズ指定に悩んでいる方向けに、Width/Height プロパティの設定パターンを解説します。

1. Auto(自動サイズ)
中身の要素に合わせてサイズが自動で決まる指定方法です。
<Grid Width="Auto">
<TextBlock Text="コンテンツに合わせてサイズが決まる" />
</Grid>
サイズが動的に変わる UI 要素に最適です。
2. 固定値(ピクセル指定)
数値を指定して、固定サイズの Grid を作る方法です。
<Grid Width="200">
レイアウトをきっちり決めたい時に使います。単位は記述しませんが「px(ピクセル)」として解釈されます。
3. スター(*)による割合指定
*(スター)は Grid.ColumnDefinitions
や Grid.RowDefinitions
によるレイアウト分割に使います。
<Grid.ColumnDefinitions>
<ColumnDefinition Width="*" />
<ColumnDefinition Width="2*" />
</Grid.ColumnDefinitions>
これは「1:2」の比率で列を分けるという意味になります。
注意:Grid
自体の Width="*"
のような使い方はできません(コンパイルエラーになります)。
まとめ:どれをいつ使う?
- Auto:コンテンツの量に合わせたい場合
- 固定値:サイズを厳密にコントロールしたい場合
- *(スター):Grid 内のスペース配分を行いたい場合(列・行定義)
WinUI 3 や XAML レイアウトにおける Grid
の設計は慣れるまでややこしいですが、パターンが分かればとても強力です。