【2025年最新版】PowerShellでタスクバーを隠す方法|自動非表示や再表示の完全ガイド

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Windowsのタスクバーは便利な機能ですが、作業中に画面スペースを広く使いたい場合や、集中力を高めたい場合には邪魔に感じることがあります。そんなときに役立つのが、PowerShellを活用してタスクバーを非表示にする方法です。

本記事では、初心者でも実践できる3つの方法を詳しく解説します。さらに、エクスプローラー再起動NirCmdの活用といった応用テクニックもご紹介します。


1. PowerShellでタスクバーを隠す方法 (レジストリ変更)

最も確実で恒久的な方法が、レジストリの値を変更する方法です。PowerShellのコマンドを活用して、数ステップでタスクバーを自動的に非表示にできます。

# タスクバーの自動非表示を有効にする
Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3" -Name "Settings" -Value ([byte[]](0x30,0x00,0x00,0x00,0xFE,0xFF,0xFF,0xFF,0xAB,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00))

# エクスプローラー再起動 (変更を反映)
Stop-Process -Name explorer -Force
Start-Process explorer.exe

元に戻したい場合

タスクバーの自動非表示を解除する場合は、次のコマンドを実行します。

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3" -Name "Settings" -Value ([byte[]](0x30,0x00,0x00,0x00,0xFE,0xFF,0xFF,0xFF,0x7A,0xF4,0x00,0x00,0x03,0x00,0x00,0x00,0x60,0x00,0x00,0x00,0x60,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0xD4,0x07,0x00,0x00,0x20,0x0D,0x00,0x00,0x34,0x08,0x00,0x00,0xC0,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00,0x00))
Stop-Process -Name explorer -Force
Start-Process explorer.exe

元の状態を取得する場合、”自動非表示を有効”を実行する前に今の状態を下記のコードで保存しておく

# レジストリからバイナリデータを取得
$regValue = Get-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3" -Name "Settings"

# バイナリデータを[byte[]]として取得
$byteArray = $regValue.Settings

# 0x形式で表示するために、各バイトを変換
$formattedByteArray = $byteArray | ForEach-Object { "0x{0:X2}" -f $_ }

# カンマで区切って表示
$formattedByteArray -join ','

# 結果を表示
Write-Host ($formattedByteArray -join ',')

2. NirCmdでタスクバーを非表示にする方法 (簡易)

「レジストリの編集は怖い…」と感じる方には、無料ツールのNirCmdを活用するのが便利です。

NirCmdとは?

NirCmdは、Windowsのさまざまな操作をコマンド1行で実行できる強力なツールです。インストール不要で、ファイルをダウンロードするだけで利用できます。

手順:NirCmdの使用

  1. NirCmd公式サイトから「NirCmd」をダウンロードし、任意のフォルダに展開します。
  2. PowerShellで以下のコマンドを実行します。
.\nircmd.exe win hide class Shell_TrayWnd

タスクバーが即座に非表示になります。再表示する場合は次のコマンドです。

.\nircmd.exe win show class Shell_TrayWnd

3. Explorer.exeの再起動で不具合解消 (応急処置)

「タスクバーが表示されない」「タスクバーがフリーズして反応しない」といった不具合には、エクスプローラー再起動が有効です。

PowerShell コマンド

Stop-Process -Name explorer -Force
Start-Process explorer.exe

これでエクスプローラーが再起動し、タスクバーの不具合がリセットされることが多いです。


4. おすすめの方法まとめ

方法難易度特徴おすすめのシーン
PowerShell (レジストリ)★★★恒久的な設定変更常に自動的にタスクバーを隠したい方
NirCmd (簡易コマンド)★★☆簡単&安全な非表示一時的にタスクバーを非表示にしたい方
エクスプローラー再起動★☆☆即時リセットタスクバーの不具合が発生したとき

5. 注意点とトラブルシューティング

  • レジストリ変更の際は、必ずバックアップを取る
  • NirCmdは正確なパス指定が必要なので、nircmd.exe の場所を確認しておきましょう。
  • エクスプローラー再起動後にタスクバーが戻らない場合は、PCの再起動を試みると解決することがあります。

6. まとめ

PowerShellやNirCmdを活用することで、タスクバーの非表示を手軽にコントロールできます。特に、作業効率を向上させたい方プレゼンテーション時に画面をスッキリ見せたい方におすすめです。

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