【解説】業務用ノートパソコンのストレージは暗号化されている？BitLockerの確認と対策方法

業務用PCで情報漏洩対策を行っていますか？
Windowsパソコンには「BitLocker」という暗号化機能がありますが、有効になっていない場合もあります。

2025-06-20

🔐 業務用パソコンのHDD/SSDは暗号化されている？

多くの企業で使われているWindowsノートパソコンには、HDDまたはSSDが内蔵されていますが、初期状態では暗号化されていないことがあるようです。

Windowsには「BitLocker」という公式の暗号化機能が搭載されていますが、 初期状態からオンになっていないPCもあり、
更に「Windows 11 Pro」や「Enterprise」でしか正式なBitLocker暗号化は使えません。

以下の手順で、現在のPCが暗号化されているかを確認できます。

「BitLockerは有効です」と表示されていれば暗号化されています。

「BitLockerを有効にする」と出ている場合は、まだ暗号化されていません。

暗号化を手動でオンにするには、上記と同じく以下の手順で設定してください。

※ 作業中でもPCは使用可能ですが、完了まで数十分かかる場合があります。

企業での導入時は、IT管理者がグループポリシーやMDMで統制するのが理想です。

業務用ノートパソコンは、持ち運びやテレワークでの紛失・盗難のリスクが高いです。

もしBitLockerが無効で、パスワードのみでロックしていた場合、ストレージを取り出して別PCに接続すれば、データを抜き取られる可能性があります。

暗号化されていれば、物理的にストレージを抜かれても解読は困難です。

A：ほとんどの場合、パフォーマンスへの影響はありません。特にSSD搭載PCでは影響は軽微です。

A：業務用ならMicrosoftアカウントまたはActive Directoryに保存、個人用ならUSBや紙に記録して金庫などへ。

A：Windows Homeでは正式なBitLockerは使えませんが、「デバイスの暗号化」という簡易的な機能があります。

情報漏洩を防ぐためにも、業務用ノートパソコンは必ずBitLockerで暗号化すべきです。
企業単位では、MDM（Microsoft Intuneなど）を活用して、強制暗号化やキーの集中管理を行うのがベストプラクティスです。

📎 今すぐ確認しましょう：
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「BitLocker」の状態をチェック！

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